佐渡国際トライアスロンAタイプ

on 2004/09/05 - 0 Comments -

佐渡国際トライアスロンAタイプに参加してきました。

距離はアイアンマンを超える長さを誇り、Swim:3.8km、Bike:190km、Run:42kmとなっています。

このレースは高校生の頃からその存在を知っていて、
自分がトライアスロンを始めるきっかけとなったレースでもあります。

実際にトライアスロンを始めてからもいつかはチャレンジしたいと思っていたのですが、
ついに今回その機会を得ました。ここにそのレポートを残しておきます。

練習もなかなか大変でしたが、レース自体はもっと大変でした。

■レース前

前日は受付をして、今更ながら自転車を整備。
故障してリタイアは、マジでない。

その後道具をまとめて、早めに就寝。
緊張とかは全くなかった気がする。

当日は朝の3時半に起床。天気は曇りで、気温、水温は適度な感じ。
準備してたらなんかワクワクしてきた。米と鮭と味噌汁を胃に入れて会場に向かう。

トランジットエリアで色々準備して、ウェットスーツを着てスタート地点へ。
いよいよって感じ。スタート直前みんなで盛り上がって、ついに冒険の始まり。

■Swim : 1:12:49 (69位)

スタート前にコースを確認しようと海を眺める。
湾を三角形に泳ぐからブイが2つあるはずなんだけど。

・・ん?あれか?

よーく目を凝らして見てみると水平線のあたりにポツっと何かある。
ブイはそんな感じにしか見えず、そのあまりの遠さに軽くびびる。
ほとんど水平線と同じライン。さすが3.8km。

あいさつやらなんやらがあってついにスタート。
数百人が一斉に海に入るのでかなり込みあう。

スタートの時にはいつも思うけど、どついたりどつかれたりでタイタニックの沈没の時みたい。
1個目のブイまで1.3km。結構遠い。そして暇だ。腕をまわす以外にやることがない。

そんな感じでしばらく泳いでいると1個目のブイが。ハァー。やっとだよ。

次の2個目のブイまで1.2km。曲がらないように気をつけながら泳ぐ。

まだかまだかと1000回くらい思っていると2個目のブイが。
よっしゃ。あとは帰るだけ。

ということでどのくらいかなぁ~って見てみると・・。

遠っ!ゴールが見えん!

とりあえずロープが示す方向に泳ぎますかという感じで再スタート。
ラスト1.3km。結構長い。飽きたなぁ~と1000回くらい思っているとついに浜が。

長かった。ラストスパートしてスイムアップ。体力はまだまだ余裕。

タイムも結構いい感じ。バイクも結構残ってるし。早い方なのかな。
ささっと着替えてバイクスタート。佐渡を時計周りに1周します。

■Bike : 6:14:40 (51位)

先は長い。ということで序盤押さえ目に走る。

人の後ろにピッタリくっついてはいけないので、少し間をあけてくっつく。
でも後ろから速い人が抜いていくのでなんか悔しくなり、速い人にくっついていくことに。

しかし飛ばし過ぎな感じがしたのでやっぱりやめる。

でもまた何人にも抜かれるので、再びくっついてみたりする。
こんな感じで同じことを繰り返していると30kmあたりで中川に遭遇。
そこからは話したりしながら安定して走る。

しばらく行くと軽く集団になってきたがどうにも動けずそのまま集団走行。
ほんとはダメなんですけどね。最大で40人くらいはいました。
あまりにも多くてなんか笑えました。

途中飛ばし過ぎな気がしてきたんですが、流れというかなんとなく集団に居座ってしまいました。
結局これがよくなかったみたいです。高速巡航やっぱり苦手なようです。

残り30kmくらいで小木の上りに。

そのあたりでトイレが我慢できなくなったので離脱。さよなら。

トイレを済ませて再スタート。って足重っ。
集団で走っている間に意外と足を使ってしまっていたようです。
しまった。その後一人ということもあって地味に辛い。

エイドで水をもらいながらゆっくりと進み、バイクフィニッシュ。まずまずのタイム。

しかしまずいなぁ。足が重過ぎ。集団で走ったのが間違いだったのか。

まぁ後悔しても使った足は戻ってきませんね。あーあ。
それにしても190kmは意外とすぐ終わった感じでした。
6時間以上も走っていたとは思えません。

■Run : 4:52:24 (237)

走ってみると以外と足は元気。おぉ。なんか大丈夫そう。

しかし当然押さえ目に走る。

初めの10kmを53分、次の10kmを60分。

20kmまでいい感じ。

ただ直後足に力が入らなくなり、ストップ。
足が動かないとはこのことか。走るとすぐ乳酸がたまる。

腕立てを限界までやったとにまた腕立てをやるみたいな感じ。
困ったなぁ。ランでは飛ばしてないのに。やっぱりバイクか。あーあ。

しょうがないので歩いたり走ったりでなんとか進む。
もうどうしようもない感じだったので、エイドで寝そべったり、水浴びをしたりしました。
ただそんなことをしても足は回復するはずもありません。

ホント困った。

1kmをこんなに長く感じたことはありませんでした。
10分以上かかるなんて経験したことがありません。

それでも地道に進むこと3時間、なんとかゴールが近付いてきました。
残り1km。ここまで来たらもう歩くわけにはいきません。

最後の力を振り絞ってゴールへ。
知り合いの人達がたくさん迎えてくれて、みんなでフィニッシュ。
あーやっと終わったー。これが最初の感想。

疲れ過ぎていて涙が出るほどの感動はありませんでした。
それにしても後半の20kmがほんとつらかった。
帰って来れてほんとによかったです。


※ お世話になった○原家の皆さまとそのお友達。応援ありがとうございました。

■まとめ

こんな感じで『いつかは』と思っていた佐渡Aタイプを完走することができました。
最後ランで失速したのが残念でしたが、短期間の練習でここまでよくやれたと思います。
強度の高い練習(特にBike)が不足していたことが最後の失速の原因だと思いますので、
もう一度チャレンジすることがあればその時はその反省を生かして練習したいと思います。